石川県議会議員 本吉きよと

石川県議会議員 本吉きよと 活動ブログ

2016年04月15日  オガールプロジェクト 岡崎氏 講演会

数年前から、視察に行きたいと思っている施設があります。
岩手県紫波町の「オガール」という施設です。
公と民の連携で、図書館をはじめとする公共施設を活用すると共に飲食店など民間の施設と共存し、「稼げる公共」を体現している全国でも注目の施設です。

そのオガールプロジェクトの中心人物である岡崎正信さんが、富山県魚津市で講演会をするというので行ってきました。

私は、公民連携はこれからの地方自治体経営には必要不可欠な方法であると思います。

「役所の職員は、まち一番のまちづくりの専門家」
といわれる方もおられます。確かに、市役所や町役場では、日々、まちづくりについての情報が集まってきて、それを基に職員は研究し実際にまちづくりを行っているわけですから、民間の人たちからすると情報量やノウハウでは太刀打ちできないかもしれません。
特に、地方では行政主導のまちづくりは当たり前だと思っている方は多数だと思います。
民間には、そういうことを担うことができる人材が不足しているのは事実でありますし。

ですが、行政主導のまちづくりに足りないもの、俗な言い方になりますが、それは

「商売っ気」

だと私は思います。

SM熊本の話の時も書きましたが、これから30〜60年は人口が減るという傾向を止めることはできません。人口が減って税収が減っていくこれからの社会に適応するためには、どういった行政の経営をしていくのかということを考えていかなければなりません。
その中で、自治体が持っている公共施設を使って自治体の収入を増やす、「稼ぐ」ことを考えていかなければならないと思います。
そのためには、「商売っ気」のあり「公共の意識」を持ち合わせた民間の方の知恵やノウハウを借りて事業を展開してはどうでしょうか?特に石川県の自治体ではこういった取組を積極的に取り入れていかないと先細りじゃないんですか?というのが私の考えです。

それを具体的に、どうやって地元で実現させていくのかモヤモヤしているところなのですが、今回の講演会でそのヒントや気付きがすごく多く得られました。
やはり、実際に最前線で活動されている方のお話はとてもためになります。

以下、講演のポイントを箇条書きにしていきます。

○地方活性化の答え:『公民連携で稼ぐ』
「活性化する公共」を民が担い、それで得られた収入で、「再分配する公共」を公が行い公共サービスを行きわたらせる。

○公民連携事業の重要な考え方
・「合理的」に、投資する施設を活性化させるのでなく、施設のあるエリアを活性化するという考え方。

○まちづくりは課題設定を間違うと、間違ったまちになる。
○まちづくりのエージェントに必要な能力
・銀行員と対等に話すことができる知識や能力を備えて思考する能力
・誰も目をつけないようなニッチな部分を事業化する能力
○公と民の境目がわからない連携が、ベストな公民連携

○まちづくりをしようとする者には「勘違いクリエイティブ」が少なからずいる。
自らの経験や知識、能力を無視して、突飛もないところで仕事をしようとする。
○補助金は麻薬と一緒。自分の身の丈に合わないような地域活性化の夢を見させてしまう。「勘違いクリエイティブ」を自治体レベルで生んでしまう原因。

そして、私の心に一番響いたのが、次の考え方

○「勘違いクリエイティブ」ではなく、自分の持っている知識や経験の「箱」の淵にたって一歩がんばって踏み出してみるという考え方をするべき


久々に、大満足な講演会に参加させてもらいました。


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